シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
なるほどな、


「〝白龍を潰しませんか〝ってか?」


「あれ、なんで分かってしまったんでしょう」


その嫌味ったらしい顔が俺の苛立ちを加速させる。


「いやぁ、思いのほか集まってくれましたよ。勧誘したわけでもない人たちも集まってきましたよ。それから、あれこれしてる間にこんなものまで作られたってだけですよ」


自分の身に纏(まと)っている特服をつまみながら淡々と話す。


「お前は、俺をどうしたい」


「あんたを潰して、俺がトップになる」


さっきまでの下衆な目とは違った真剣な目が俺を捉える。


俺を、潰す‥‥か


「無理だな」


「は?」


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