シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
視線の先には
「‥‥マナ」
今にも泣きそうに、顔を歪めたマナがいた。
けど、視界の端で金色の髪が動いてすぐに視線を戻す。
「さっきから避けてばかりですけど、俺は殴れないんですかっ?」
「そんなわけないだ‥‥ろっ!」
右頬に重い一発をくれてやる。
「ぐっ‥‥」
少し距離を置きながら乱れた息を整えるハル。
その隙にもう一度マナのほうを向いて視線を合わせる。
そして、口パクで伝えた。
『大丈夫だから』
「‥‥マナ」
今にも泣きそうに、顔を歪めたマナがいた。
けど、視界の端で金色の髪が動いてすぐに視線を戻す。
「さっきから避けてばかりですけど、俺は殴れないんですかっ?」
「そんなわけないだ‥‥ろっ!」
右頬に重い一発をくれてやる。
「ぐっ‥‥」
少し距離を置きながら乱れた息を整えるハル。
その隙にもう一度マナのほうを向いて視線を合わせる。
そして、口パクで伝えた。
『大丈夫だから』