シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
あたしは、小首を傾げながら。
「なに、それ」
「あ?」
「え?」
あたしが聞き返すと2人は間抜け面をしながらあたしを見た。
「いや、本当に知らないし」
あたしは、顔の前で片手を振った。
ん~、どこかで聞いたような気もするけど‥‥
「白龍ね~。どっかで聞いたことはあるんだけど、」
「おい」
考えるふりをするあたしに、いや本当に考えてたんだけど。
カナタが、窓枠から降りあたしの元へ来た。
ものすごい形相で。