シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
ハルはカナタからサッとのいて、あたしに弁解する。
「違うよ、断じてそっち系じゃない!てか、そんなことはいいから帰ろ?」
「そうだね。じゃあふたりとも、ばいばい」
あたしは、ハルからカバンを受け取りながら2人に手を振った。
「ねぇ、白龍ってさもしかしてナオのとこの族の名前?」
「そうだよ。ナオさんからは聞かされてないんだね」
そう、ナオはこのことに関して何も話してくれない。
「マナちゃんを危険にさらしたくないみたい」
「別に今更だし、なんでか知らないけどこういうことは前からあったんだ」
「え?」
よくわからないけど、こういうことが何度かあった。
もちろん、今日みたいな理由で。