シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
暗い車道
暗い夜道を細いライトが照らす。
大きなバイク音が響くせいで話すことはできない。
けれど。
ケイタの心臓の音……よく聞こえる……
背中にピタリと当てた耳から一定のリズムが刻まれる。
あ、もうすぐマンションの前だ
「ここらへんで大丈夫?」
玄関付近でバイクを止めて降ろしてもらう。
「送ってくれてありがと、ケイタ。あ、お礼にお茶でも……って仲良くしちゃダメ……なんだったね」
忘れちゃってたな
つい、いつもの感覚で言っちゃった
「誰でも、家に上げてんの?」
大きなバイク音が響くせいで話すことはできない。
けれど。
ケイタの心臓の音……よく聞こえる……
背中にピタリと当てた耳から一定のリズムが刻まれる。
あ、もうすぐマンションの前だ
「ここらへんで大丈夫?」
玄関付近でバイクを止めて降ろしてもらう。
「送ってくれてありがと、ケイタ。あ、お礼にお茶でも……って仲良くしちゃダメ……なんだったね」
忘れちゃってたな
つい、いつもの感覚で言っちゃった
「誰でも、家に上げてんの?」