シスコン総長VS溺愛総長!? 1R

これで、重いって言われたら泣いちゃうとこだった


「‥‥!」


あ、こうやってケイタに頭なでてもらうとすごく安心する‥‥


服越しで伝わってくるケイタの体温。


ゆっくりとあたしの頭を撫でる大きな手。


「落ち着けそう?」


最初は、緊張しちゃったけど‥‥


「うん、なんだか‥‥あん、しんする‥‥」


泣き疲れたのかまぶたが重くなってきた。


「マナ、そのままでいいから一つ聞いて」


あたしが、まぶたを閉じる直前ケイタが耳元で優しく呟いた。


あぁ、だめだ眠たい‥‥


「これからレオを信用しちゃダメだよ」


まぶたを閉じたとき、あの時と同じことを‥‥思った

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