シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
不思議そうな顔をする3人。
「で、その謎とやらの真実を聞かせろ」
いきなりの俺様口調になったカナタ。
ふんぞり返って、机に足を投げ出しあたしを見る。
「それがねぇ~」
あたしは、解説をしようとしてやめた。
ポケットに入れてた、ケータイが震えたから。
どうやら、メールが来たみたいで受信ボックスを開く。
「ナオ‥‥?」
差出人はナオで件名はなし。
『早く帰っておいで。』
どうしたんだろう‥‥
ナオがこんなメールを送ってくるのは珍しい。