シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
「二度と、俺に関わるんじゃねぇ」
でかい目を細め、睨まれる。
俺は石になったみたいに、動けなくなってしまった。
これが、これがあの白龍の総長‥‥!
俺を、助けてくれた‥‥!
だけど、今のコイツの目に俺は映ってはいなかった。
あぁ、この眼‥こいつだったんだ。
あの時と同じだ。
目の前にいる俺に目は向けられているのに、心は俺を見てねぇ。
「今度、俺に関わってみろ」
再び、低い声が静かな倉庫に響く。
「白龍がお前らの相手になると思え」