生き続ける-消えない思い出-


「それはお前の、信念次第」



そう言ってから、その人は俺に手渡した一枚の写真を、そのまま強く握らせた。


まるで、この写真を俺に与える、という様に。




ポン、ポンと俺の頭を、手の平で軽く二度触れ、そのまま目と目が合わさる。



「興味があるなら、来てみなよ」



どこに?

と聞き返そうとした俺を止めたのは、その人の言葉だった。


< 128 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop