生き続ける-消えない思い出-


「あ」


ポツリと、口から出た一文字。



教室には、窓側で壁にもたれ掛かっている蒼がいた。


傍の机の上にあるのは、多分、蒼のカメラ。



蒼は此方を見ていた。



「蒼」


「よお」


蒼がパッと私に返答する。


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