生き続ける-消えない思い出-


「俺……まじでバカだよ」


顔を上げていないからわからないけど、部長は多分、黙ってこっちを見ている。


でも、そんなのは今関係ない。

俺はさっき自分がした行動に、一人悔いと怒りを覚えていた。



「…なんであんなことしちまったんだよ……」


水野の目には、確かに、涙が溜まっていた。

完全に、怯えさせた。

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