生き続ける-消えない思い出-


「え!?」

「えっ、どした!?」


やっぱ阿呆らしいって思われたか…?

にしても、そこまで大声出さなくても。



俺がもやもやと考えていると、水野は小さな微笑を浮かべた。

「ふふっ」


「だからどしたんだよ〜」


聞き返しても、さっきから口角を上げるばかり。



「なーんでもなーい♪」


そのときの、水野のいたずらっ子みたいな無邪気な笑顔に、俺は魅入ってしまった。
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