小指に繋がる一本の糸
ずっと
いじめられてたんだ…
頭は、小笠原と…小宮山
夏稀に聞いた
小宮山は
あたしがフッた男
フラれた腹いせらしい
琉依は
あのまま03時間泣き続けた
そして
03ヶ月間の思いを語ってくれた
あたしも涙が止まらなくて
いくつかあった、生々しい傷を手当てした
琉依の涙は頬を伝い
あたしの肩に落ちる
あたしは琉依を抱きしめて言った
『琉依、ごめん
気付いてあげられへんくてごめん』
「知夏がそばにおってくれるだけでいい…」
琉依は言って
あたしを強く抱きしめた