小指に繋がる一本の糸
ホンマ可愛い子
友達なりたいなぁ
てゆーかみんな可愛いけど
気強そうな娘ばっかりやわ
入学式やのに
もぅ学校だるくなってきた
あかんなぁ
「シケた顔」
『はぁ?』
「お前今めっちゃシケた顔しとる」
『そんなことないし』
「お前は溜め込むくせあるからなぁ
目が話されへんっつーか」
『琉依ってお兄ちゃんみたいやんなぁ』
「はぁ?」
『相談乗ってくれんのはいいけどさ、琉依変に心配しすぎやで』
「てゆーか妹でいいやん」
『えぇ』
「妹にしたるっ」
琉依は知夏の肩に腕をまわした
『なにすんねんっ』
「俺ら仲いいからぁ」
『花野さんて中山くんと付き合ってるん?』
『はぁ?!
知夏が琉依と?!
ありえへんからぁ
なぁ琉依』
「まじまじ
俺ら兄妹やからぁ」
『そうなん??』
『いや違うから
琉依、離れろって』
『…そうなんや』
『なんで?琉依に惚れた?』
『え…?!別に…』
『そぅやんなぁ
あはは』
みんなは知らんけど
今知夏は琉依が好き
誰にも言ってへん
琉依は夏稀が好きやから
たまに相談乗ったりする
琉依は02回告ってフラれてる
それでも好きってゆぅ琉依はすごいと思う
ホンマは
琉依がこっちむいてくれたらいいなって思うけど
素直に応援してんのもホンマの気持ち