小指に繋がる一本の糸
レイプってゆぅ出来事を
そぅ簡単に忘れることなんて出来るはずもない夏稀は
まだ恐怖に支配された目をしていた
『知夏、るーちゃんは?』
『ゴホッ…来てない』
『なんで?』
『俺が行かん方が…ゴホッ…侑也は喜ぶやろって』
『そっか』
『うん』
嘘
琉依
体調悪くて知夏がだめってゆった
40度近く熱あんのに
行くとか言い出して
家で寝てるって
納得させたのに
『知夏っ…あれ』
『…琉依』
「ハァ……ハァ……」
『ゴホッ…なにしてるん!!』
「俺も出る…ハァ…」