小指に繋がる一本の糸
『知夏?今の…嘘?』
『ごめん…なんか…』
『いいけどっ
るーちゃんやばくない?』
「ハァ……ハァ……」
『琉依ぃ…なにやってんよぉ…』
「女の…元カレの葬式…出る…とか…ハァ……カッコ悪いんかもしれへん…けど……ハァ…俺は…ハァ……侑也を殺したからっ…ハァ…」
『琉依っ!!』
『るーちゃん…違う…それは違うわ……侑也は知夏を愛してた…だからこそ傷ついてん……侑也は知夏を傷つけた……その事実から逃げただけ
るーちゃんが殺したんじゃない』
「ハァ……ハァ……」
『琉依、こっち』
「ん…ハァ…」
琉依を知夏の隣に座らせて
てゆぅかひざ枕する
お葬式が始まるまで20分
とりあえず熱…
ちょっとでも下げないと…
『知夏、コレ』
夏稀が冷えピタをくれた
『夏稀…なんでこんなん持ってるん?』
『女の必須持ち物やろ』
『…』
いや…違う気がする
『とりあえず…ありがとう』
『はいよっ』
「ハァ…」
もぅっ
琉依のアホっ