小指に繋がる一本の糸








「花野は何に悩んでるん?」

先生は
あたしの隣に座る


…近い

キモィし





『別に悩んでませんけど』

「そんなことないだろ」


そう言って先生は
あたしのふとももに手をのせる


『セクハラっすね』
「ばれたらしゃあないね
大丈夫だよ
優しくするし」


そぉゆぅ問題じゃねぇだろ



てゆーか触んなよ!!


教師の手を払って逃げようとした




ガンッ

ドア開かないし




「大丈夫だって
花野も経験あったほうがいいだろ」

『こぉゆぅの経験って言わないんですよぉ』
「いいかげんおとなしくしろよ」



先生は
あたしを押さえ付けた


あたしの喉に
先生の腕



動けないじゃんっ







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