小指に繋がる一本の糸









――――――03ヶ月後

頭撫でながら隣で寝てくれた琉依の面影は
今の琉依にはこれっぽっちもなかった



『おはよう』
「ん…」

話さない
目も見ない


何があったのか
あたしにはわかんない


教えてもくれない






そんな時だった


夏稀がタバコを始めた

彼氏にヤり捨てされたんだってよ


絶望のふちに立ってんだな…
夏稀は








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