溺愛王子とヤンキー姫






達也さんは出会った時は高3で当時中2だった私からしたらめちゃくちゃ大人に見えた。





達也さんに出会ったのは、丁度喧嘩を終えてボロボロで目も当てられないような状態の時だった




「~♪」



達也さんは陽気に口笛なんかを吹きながら私に近づいた




「あらら~大丈夫?可愛い顔が台無しだよ?」



チャラい、それが達也さんの第一印象…



「ん~」


達也さんは唸った



こいつ…何考えてんだ?



「家は?」



ふるふる…



私は当時、家を出ていた…

でも、行くとこなんか無いからいっつも公園で寝泊まりしてた、今も公園…



「家来る?」



コクッ




達也さんはちょっと苦笑いしながら…



「はい、どうぞお姫さま♪」



と、手を貸してくれた




私はその手を素直に握り立ち上がった










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