溺愛王子とヤンキー姫






――――――…



「さぁ、美亜ちゃん!!お風呂入って来なさい?」



『え、そんな…』



「良いから、入っていけよ」



達也さんはソファから顔だけこっちに向けて言った



『じゃ、じゃあお借りします…』





「私の着替えで良ければ置いとくわね?」



『そんなことまで…』



「良いから良いから♪」



私は洗面所に入れられた




………



『あ、あの…ありがとうございます…』



「あらあら~ぴったりじゃない♪」



『すいません…もう、帰りますんで…』



「はぁ?馬鹿か!?」



バコッ



「ってぇ~」


達也さんは美沙子さんに殴られた



「何言ってるの?あなた少し熱があるのよ?しかも、今何時だと思ってるの!!」



え、熱?


私は自分の額に手を当ててみる…




『ほんとだ…少し熱い…』



「ね?だから今日は泊まって行きなさい?」



「今日親父居ねーし親父の布団…」



バコッ



「ってぇ~」


また、叩かれた…







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