溺愛王子とヤンキー姫







蓮side








今俺は走っている、
美亜に会いに行くために












数分前、俊から電話があった









《蓮さん!!美亜ちゃんが…美亜ちゃんが、》



「落ち着いて話せ」





俺は出来るだけ何かを焦っている俊に問う





「何があったんだ?」



《美亜ちゃんが消えるかもしれません》




消える…美亜が?




そんな…




《さっき、大鷺の倉庫の近くで…
独り言かと思うんですが…自ら引退すると…って、聞いてますか!?》





美亜が…引退だと…?




この世界から…引退?





なら…またトップが消えるのか?









また混乱が起こるのか?










無理だ…













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