溺愛王子とヤンキー姫
兄ちゃんはいつも自分で考えさせようとする…でも、今は…
『時間が…時間が無いんだよ…だから、教えて…お願い…』
消え入りそうな声しか出なかった
「駄目だ、これは自分で考えろ…」
何だよ…
もう、
『私は限界なんだよ…』
「この世界のトップは美亜…お前だ、
だから、限界なんてものは越えていけば良いだろ?」
そんなの…
『なりたくてなったわけじゃないんだよ!!私は…誰よりも弱い…こんな奴…トップになる資格なんて…』