溺愛王子とヤンキー姫
兄妹、兄弟
美亜side
パシッ
「そんなもん?」
『くっ、』
私の攻撃は見事に受け止められた
それも、片手で
「次は…俺ね」
ドガッ
『うあぁぁあ』
椋の蹴りが私の脇腹に入った
『クッ…』
地面に丸まっている私に近づいてきたのは…
「クスッ…美亜はバカだね」
瑠樹吾だった…
「瑠樹吾、好きにしな」
椋が命令すると
「あぁ、」
と、瑠樹吾が返事をした
『瑠…綺吾?』
「美亜?遊ぼうか♪」
え?
ドスッ
『ン、グッ』
私のお腹に瑠樹吾の蹴りが入った
「何で一人なの?」
『え?』