溺愛王子とヤンキー姫
関係
來side
今日…か、
もう秋も半ばの朝焼けを見ている俺は、
端から見ると変人なのだろうか…
「…はぁ」
抗争の事もあってか何だか目が覚めて
今に至る
俺の判断は本当に合っていたのだろうか
多分、美亜の性格なら今日は一人で行くだろう…
「あーっくっそ!!」
バコン!!
びくっ
今のは
俺の姉貴が壁を蹴ってそれにビビった俺の音だ。
あーでも、本当にどうしようか…
「悠哉に言えば?」
「え?」
俺が振り向くと
「姉貴、起きてたのか!?」
「あ、うん。まぁ、それは置いといて、どうせまた美亜ちゃん絡みなんでしょ?」
うぅ、ここは言うべきか…言わないべきか…
「あぁ、そうだよ」