溺愛王子とヤンキー姫







『漣、ちょっと来い!!』



私がそう言うと漣はトコトコ
歩いて来た。



「なに?俺に惚れて『ない!』



はぁ…何なんだコイツは
私がお前に惚れる訳がないだろ




と、私は心の中で呟いた



っと、いけないいけない
本題だ




『漣、』


「ん?なに?」


『あのさ…』


「なになに?」


『…』

私は言葉を詰まらせた


だってもし、黙ってるかわりに
言うこと聞け、とか言い出したら



うわぁぁ…






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