溺愛王子とヤンキー姫














美亜…会いたいよ…












「うわぁぁぁ、」





その日僕は幼い子のように叫びながら泣いた












―――――…






コンコン、






「入るよ?」






母さん、






カチャ…









「どうしたの?」





聞かれても黙っている僕の事を攻めもせず、背中をポンポンとリズムよく叩いてくれた。












そして、泣きつかれた僕は寝てしまった














明日からは美亜はいない、







でも僕は歩く、美亜のいない世界へ












淕side 終わり


< 336 / 339 >

この作品をシェア

pagetop