溺愛王子とヤンキー姫






2年前、私には彼氏がいた



「美亜、おっはよう~」


『健二、おはよう』


私達は毎日一緒に登校し下校も一緒だった



でも、ある日を境に健二とは登下校を
しなくなり、いつしか喋ることもなくなり私達は別れた…




3ヶ月ぐらいたったある日、
健二はガンのため入院した。


私は健二の入院している病院に
行った…


『健二!!』



「み…あ…?」


健二はしばらく見ないうちに
痩せ細っていて髪の毛もなくなっていた。


『…健「幻滅だろ?」



『え?』


「こんな姿、美亜には見せたくなかったな…ハハ…」


健二は力なく笑った…

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