溺愛王子とヤンキー姫





ある日の事、私がいつものように
病院にいったら、健二の病室が
うるさかった


私は嫌な予感がして走った…




バンッ、


勢いよく病室のドアを開けた


『健二!!』



「美亜ちゃん…」


そこには健二の家族がいた


健二は…酸素マスクを付けていた…


『け、健二…』


「もうね…健二は…ウッ…フゥ…」


おばさんは泣いていた…



ピー…



妙に耳に残る音が響いた




『健二!!目をさまして…私をおいて
いかないでよ…ねぇ…健二ってばぁ…
健二ぃ…』


うわぁぁ…


享年15歳上原健二永眠…



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