姫さまvs王子さま
いきなり
もの凄い力で肩を捕まれ
かと思えば
一瞬で視界が変わった…。



妃「ッッ痛…」



後頭部に強い刺激を感じ
思わず苦痛の声が漏れる。


気付けば真上には不良の怖い顔…
下はコンクリート…



アタシ
押し倒された…?



不良「威勢が良くても、やっぱりただの女だな」


妃「どいて」


不良「”事”が終わったらな」



最悪だ。

油断していた。


両腕も両足も
野郎の力で押さえつけられ
ビクともしない。



妃「クソ…野郎ッ」



痛みと怒りで本音が漏れる。



不良「可愛い顔してるくせに、口が悪りィな」



言いながら
不良野郎の顔が近付いてきた…



もうダメだと
ギュッと固く目を瞑り
覚悟した…。
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