姫さまvs王子さま
だけど次の瞬間…………



ドガッッッ



目の前で
ドスの利いた音が響き
同時に体全体が軽くなった。



パッと目を開けると
目の前から不良野郎の姿は消えていた。


なぜかその代わりに
雪城遥聖の姿が見える。




心「妃芽ッ!」



離れた位置から慌てた様子の心が
不安そうな顔をしながら
駆け寄ってきた。



妃「どしたの?」


心「『どしたの?』じゃない!この…バカ!!」


妃「…へ?」



いきなりバカと言われましても…
何が起きたの?






あの2人は…



遥「テメェ、何してくれようとした?」



雪城遥聖は
不良野郎の胸ぐらを掴み
おっそろしい顔で睨みつけている。
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