School Daysなレクイエム！

３

夕焼けをバックに彼女は両手を床に押し付けながら舐めるように近付いてくる。
夕日に照らされ彼女の髪の色はさらに輝きを増し、透明に輝いている。

視線がしっとりと俺の体を下からなぞり、目を見つめた。

至近距離。
冷点を越えた冷たい笑み。
右手が俺の頬に触れる。
そっと口が開き、唇に唾液の柱を作る。
色声が俺を蝕んだ。

『あなたが犯人でしょう？』