School Daysなレクイエム!
静かな保健室に響く不審な音。どうやら発信源は右手のベッドのようだ。

「多分起きたみたいです」

誰が?
と続けるより先に

カーテンを豪快に巻き込みつつベッドを転げ落ちる影があった。もちろんカーテンを垂らしていた支えも同時に倒れる。これまた金属が床にぶつかる豪快な音。

そして見慣れた顔。

「裕也!」

俺は思わず声を上げた。

と、逆方向からドアが開く音。
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