恋あめ
弐章


「先生、絶対誰かと勘違いしてるよ...」
「けど、確かに亜季菜は頭いいじゃん。」
 
堀田に渡されたセリフを暗記しながら知佳と駄弁っていた。
 
(確かに成績は常にトップだったけどさ...)
 
私の親は、成績成績ってうるさかったから、確かに成績はトップできた。けど、どうも腑に落ちない。だって今年は、あの内川君が受けてるから。内川君は、私の地元の元中学校の優秀君。成績だって相当いいはずなのに。
 
「あり得ないよ...」
 
 
けど、どんなに足掻いたって挨拶は私がしなきゃなんない。
 
「ぁー!!堀田のばかー!!」
「亜季菜、言い過ぎw」

2人しかいない教室でさけんだ。


 
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
 
(うっそ!!もう始まっちゃう汗)
 
 
「亜季菜!!行こう!!」
 
 
私は知佳と体育館に急いだ。
 
・・・・・
 
私は、体育館につくなり急いで教官室に走った。
 
「南園!!遅刻ギリギリだぞ!!」
「すみませ-ん...」
 
 
着くと直ぐに入学式が始まった。
 
 
「まず初めに、新入生代表、南園亜季菜さん。挨拶をお願いします。」
 
(ょし。大丈夫、大丈夫。この良き春の日に...覚えてる!成功する。)
 
 
私は緊張しながら台へ向かった。
 
ハズダッタ…


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