世界で一番の贈り物
謝罪
あなたは私の話を聞いて
その夜 さきちゃん家に
電話をしてくれた
翌日 さきちゃんは親と一緒に
靴を持って謝罪に来たらしい…
だけど私が話した内容と
さきちゃんの言い分は違った
お互い様…と言われたらしい
二人で遊んでて靴の隠し合いをして
時間が来たから隠したまま帰ったと
さきちゃんの言い分は こうだった…
でも実際は違う
何の前触れもなく突然に
一方的に隠されたんだ…
その日も私は学校に行った
でも さきちゃんからの謝罪は
私には無かった…
一度しか履いてない
お気に入りの靴だったのに…
私は この日から
さきちゃんと距離を置くようになった