世界で一番の贈り物

大学


あなたに内緒で勝手に

県外の大学に決めて

ごめんなさい・・・

どうしても独りで

暮らしてみたかったの


自分のできることや

できないことに

目を向けてみたかったの

いつか私も

あなたとお別れしないと

いけない日が来るから

それまでに独りに慣れて

独りでも暮らせる事を

試してみたかったの・・・


ってのは言い訳で

本当は独りに

なりたかったのかもしれない

独りじゃ何もできないくせに


独り暮らしをして

分かった事は

あなたがいないと

寂しいという事と

親の有難み・・・

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