雨のち曇り



「愛は、どっちのほうが好きなの?」



「わからない」



「そっか」



「でもグアムから帰ってくるまでに決める」



「うん。そうしな」



私たちは飛行機に乗り込んだ。


飛行機に乗っている間も、元樹と智也のことで頭がいっぱいだった。



クラスは違うけどコースは一緒、


嫌でも視界にはいってくる。







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