雨のち曇り



「行く?」



「うん」



私たちは二人で帰った。


帰ってるときも他愛もない話をして、すごく楽しかった。


私は元樹が好きなのかも。


私は家の前に来ると、元樹が抱き締めてきた。


いきなりのことでビックリした。



「愛、かわいい」



そう甘い声でつぶやく元樹。


私、こんな元樹知らない。



「キスしてもいい?」



私は"うん"とも"ううん"とも答えを出さないうちに、元樹にキスをされた。


そしてまた抱き締められた。








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