雨のち曇り
「私は愛が幸樹のこと好きなら応援するよ?だけど、今までの幸樹を見ている限り、私は心配だよ」
「心配することないよ」
「え?」
「だって、今幸樹はどこにいて何してるのかもわかんない」
「よしっ!ブログとか探そう」
「私、一生懸命探したけどなかった」
「どうしようね…」
「もうダメなんだよ」
「よしっ!気分転換にドライブ行こう!」
そう言って、由希は車を呼んだ。
相手は晃さんと雄太くん。
二人とも学校が一緒だったから知っている。
けど、あまり話したことがない。
「ねぇ、由希まじで行くの?」
「うん!行くよ!」
今は夜中の1時。
ゆっくりと静かに由希の家からでた。