幸せよ、君へ...







そして、ゆっくりこっちに歩いてきた。



『おねぇちゃん。』


「ママに会えてよかったね♪」


『おねぇちゃん、ありがとうっ

 陽菜ママと会えてすっごく嬉い!!

 これね、願いを叶えてくれるの・・・

 おねぇちゃんの大切な人に渡してね!

 陽菜からのプレゼント♪』



そういって小さな手から


蒼いネックレスを受け取った。



「ありがとう。」




「あれっ・・・」



顔を上げると、陽菜ちゃんはいなくて


陽菜ちゃんのお母さんだけが


私の後ろを歩いていた。



きっと、きっと天国に行けたんだね。



ママにもきっと伝わってるよ。





私も頑張らなくちゃね・・・



蒼いネックレスを見ながらそう思った。










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