幸せよ、君へ...
那智の頭をなでようと手を伸ばした時、
ガララ――――――・・・と病室のドアが開いた。
お医者さん、と那智のお母さん
「浜田さん、那智君今日が峠になると思います。」
『そんなっ・・・だって、さっきだって
助かったじゃないですか!!』
「さっきも、ぎりぎりだったんですっ
私も助けたいですよ・・・でも、
覚悟しておいてください・・・。」
今日で、那智が死んでしまうかもしれない。
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