幸せよ、君へ...






那智の顔を見ると、青ざめていて


今にも私と同じになってしまいそうだった。




「那智・・・」




助けたい。





きっと、私がこの世界に残ったのは


那智がいたからなんだね・・・。






“私は自分の想いと


助けたいと言う気持ち


好きって気持ち


生きて欲しいと言う気持ち。”




全部


全部、詰め込んで、



2人きりになった部屋で



那智の首にネックレスをかけた。












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