幸せよ、君へ...







「ぇ・・・っ」



『これあげる♪』



差し出された小さな手には


流香が好きだった飴が2個。



「くれるの??」



『うん!』



「ありがとう。」



俺が笑うと嬉しそうだった。



『おにいちゃん、悲しい顔してたよ。

 この飴はね、元気がでるの!!

 花菜もね、お腹に悪いばい菌がいて

 痛くなるの。でも、この飴食べると

 元気になるの!!』



すごいでしょってキラキラした目で言った。


この子は強い・・・。



「ありがとう。

 じゃぁ、おにいちゃんからも

 花菜ちゃんに、ばい菌がいなくなる

 魔法のネックレスあげるね。」







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