幸せよ、君へ...
俺は自分の首から
まだ小さい花菜ちゃんの首にそれをかけた。
次は、俺は誰かを幸せに・・・。
『ありがとうっ!!
綺麗・・・大切にするからねっ』
「頑張ってなっ!」
うんっ!と元気な返事をすると
ママって言って走っていった・・・
花菜ちゃんのお母さんは
長い綺麗な髪を揺らしながら
ちょっと頭を下げて
手を繋いで歩いていった。
流香・・・。
俺、幸せになるから
そこから、見ててな・・・。