幸せよ、君へ...
『いぃのっ!?』
陽菜ちゃんは目をまんまるにしながら
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた
“れっつごー!!”
陽菜ちゃんの手を繋いでゆっくり歩く。
まず、どっちから来たか・・・
「陽菜ちゃん、どっちから来たか覚えてる??」
『ぅーん、きっとあっちだよ♪』
右を指差していた
そっちは私の家があった場所。
陽菜ちゃんはいろいろなことを話してくれた
ママのこと、幽霊の友だちがいること
『おねぇーちゃんは、好きな人いるの??』
そんなことを突然聞いてきてびっくりした。
「いるよ。」
『どんな人ぉ??かっこいいの?』
「私の好きな人はね・・・