好き・・・大好き・・・
「てか、舞恋は部活はいる予定あるん?」
「えええっ!?」
まてまて、今私のこと「舞恋」って呼んだ!?
今まで誰にも男子から呼ばれたことなかったのに・・・
「わ、私は・・・部活入る予定な、ないよ・・・」
私ったら緊張しすぎてカミカミだよ。
名前呼ばれただけで緊張するバカがどこにいるんだよ・・・
そういえば、元彼にも名前で呼ばれたことなかったな・・・
「ならばさ、野球部のマネージャーになってくんね?」
「えっ!マネージャー!?」
「うん。俺らマネージャーいないから合宿とかできないわけ。誰か、マネージャーなってくれたら嬉しいんだけどなって。」
マネージャーか・・・結構いいかもしれない。
でも、マネージャーも結構きついって言ってたしな。
「考えておくよ。」
「ありがとな。俺さ絶対甲子園に行きたいんだ。」
「甲子園?」
私、野球に興味がないから甲子園とかテレビであっても見なかったしな。
「うん。甲子園に行って優勝するのが俺の夢。」
「夢かぁ・・・夢があるっていいね。がんばってね。」
「おう。てかもうそろそろで休み時間終わる。俺教室帰るは。」
「うん。ばいばい。」
輝は立ち上がり屋上から出て行った。
てか、話に夢中になりすぎて弁当全然たべてない。
キーンコーン、カーンコーン・・・
やっばい、チャイムが鳴ってしまった。
急いで片付けて教室に戻った。