好き・・・大好き・・・


私と輝はバスに乗り込んだ。
私は先に席に座った。

他の席は満席で輝の座る席は私の隣の席しかなかった。

「と、隣の席座る?」

すると輝は少し照れくさそうにしながら「ありがとう。」と言い、私の隣の席に座った。
バスが揺れるたんびに光るの肩がぶつかってしまう。

私、何緊張してんだろ。
私は、膝下で自分の手を強く握った。
それに対して輝は音楽を聴いている。

「曲がります、ご注意ください。」

運転手さんのアナウンスが聞こえ、お腹に力を入れた。
右に曲がるんだったら輝の方に寄ってしまうから気を付けないと。

――――――――ググ・・・

さすがに力入れても輝の方に寄っちゃう・・・
私、体重重いから引かれちゃうかも。

「わぁっ!?」

思わず力が抜けてひ、輝の肩に・・・
やばい・・・
な、何してんだろ私。今だけで肩によっかかるなぁ。

「ご、ごめん・・・」

「ん?眠いならよっかかってもいいぞ。」

えっ。なんか輝勘違いしている気が・・・
ま、いいや。

「うん。ごめんね。」

私はそのまま輝の肩に寄りそっていた。

今日知り合ったばかりの人なのにこんなこと・・・
だめだ・・・
なのにこうやってしているだけでドキドキしてしまうなんて。

絶対だめだよ。

好きになっちゃいけない。

私はゆっくり目をつぶった。

私はいつになったら本気で恋ができるのだろうか。
恋がしたいのは山々なんだけど。
信じれない・・・人を・・・

どうしたらいいんだろう。

私はそのまま眠りについた。



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