好き・・・大好き・・・
~第1章~緊張
高校生活
長かった中学校生活も終わり、いよいよ今日から高校生活が始まる。
ここの学校もぎりぎり受かっていけたもんだし…
勉強は正直ついていけそうにないかもしれない。
昨日が入学式で今日から普通に授業…
まぁ、授業って言ってもそんないきなり難しいことはしないだろうけど。
私は高校1年生「相澤舞恋」
絶対恋はしないってきめた。
してもどうせだまされるだけだし。
1人でも生きていけるしね。
でも、そのぶん女友達はたくさん作んないとね。
さっそく同じ班の人にでも話しかけてみますか…
「あ、あの…」
って、話しかける前に話しかけられてしまったし…
「はい。」
「私、朝倉美月っていいます。同じ班なんでよろしくです。」
美月ちゃんはペコっと頭をさげると長い髪がさらっとしたに落ちた。
すごくおしとやかな女の子だな。これじゃ普通に彼氏いるだろうな。
「こちらこそよろしく。私は相澤舞恋。」
「舞恋ちゃんってめずらしい名前だね。」
「よく言われるよ。」
こんな名前でも恋なんか絶対しないから…
名前だけ「恋」なんかついちゃってるから最近はこの名前がすっごく気にくわない。