好き・・・大好き・・・


――ピピッ・・・ピピッ・・・

目覚まし時計を止める。
今日も朝から朝練かぁ・・・まだ朝にはなれないが階段を下りて朝ごはんを食べる。
時計を見てもあともう少ししか時間がない。
舞恋に会うまであともう少しだ。

俺は荷物を持って玄関を出た。

「行ってきます。」

いつもどうりに家を出る。
ちょっと朝だから肌寒い。
そのままバス停に向かって歩き続けた。

でも角を曲がった先には舞恋の姿は見当たらなかった。
やっぱいるわけないよな。
家の人に送ってもらってるのかな。

俺はカバンの中からイヤホンを取り出した。

いつものラブソングを聞く。
俺・・・マジで嫌われたかな・・・

やべぇ・・・この時間でバス乗っても朝練間に合うかな。
バスの時間帯を見たらまだあと10分後もある。

何かしらと俺は舞恋が来るのを期待していた。
こないって分かっておきながらも期待していた。

イヤホンをはめていない片方の耳から誰かの足音が聞こえた。
舞恋か?そう思いながら横を振り向いた。

だけど違う女子高生だった。
てか、俺考えすぎだな・・・
改めて正面を向いた。

だけどまた片方の耳から足音が聞こえた。

俺は再び横を向いた。

そこには・・・

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