好き・・・大好き・・・

やっぱり隣同士ですわんなきゃいけないよね・・・
私は照れ隠しで携帯を見ると1件のメールが届いていた。

《今日、お母さん同窓会があるから家誰もいないからね。》

いきなりか。ま、一人の方が楽にできるしいいんだけど。
私は携帯を閉じて一息ついた。

「ふぁぁ!今日はきつかった。」

と言いながら横で背伸びをする輝。
今にでも寝てしまいそうな顔をしている。

「お疲れ様。」

「帰ったら即寝るし。」

「その前に、ご飯とお風呂やろ。」

「ねみぃぃ!」

そうやってうめいてる輝もかわいい。

って・・・なんか私ダメだ。
恋なんて・・・

でも、西村先輩が言うことにひっかかる。
 
いっつもいいやつだって言ってるけど。西村先輩が嘘つくはずないし。
でも、実際最近、輝と接しやすいし・・・何気にドキドキしちゃってるし・・・

自分でもよくわからないけど。

なんなんだろ・・・てか、輝寝ちゃってるし。
ついたら起こしてあげないとな。

バスの窓から外を見ているとこの前、未来さんと輝がいたコンビニだ。

ま、どうでもいいけど。

まだまだバス停は先だな。輝起きる気配ないし・・・

というか、明日から未来さん来るんだろうか。
なんか自分も反省が出てきた。

ちょっと言いすぎたかもしれない。

ゴツ・・・――

痛い・・・と思ったら輝が私の肩に寄りかかってきた。今日は輝が寄りかかってる。
私はそのままにしておいた。

何か変に緊張するよこの姿勢。
あんまり動けないし、起こしてしまいそうだし。

輝起きてよ。私、恥ずかしいってば。
小さい子供にまで見られてるし。私が寝てるならまだしも、輝が寝てたら恥ずかしい。




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