好き・・・大好き・・・
守ってやる~輝Side~
「ただいま。」
俺はリビングに向かった。
そして真っ先にソファにダイビング。
「お帰り。おのさ、チョコの散歩に行ってきてくれる?」
「はぁ?今かえってきたばかりなのに?」
「今忙しいから。」
俺は仕方なく犬のチョコの散歩に行くことにした。
毎回散歩は俺だし。しかも夜に。
眠たくて仕方がなかったのに・・・
チョコに首輪をつけて俺は玄関から出て行った。
今日はちょっと肌寒いな。
そう思いながら歩いていると、
「ワンっっ!ワンっ!」
チョコがいきなり吠えて、走り出した。
「おい、チョコ。どうした!?」
いつもとは違う散歩コースに走ってる。
どこにいくんだ?
俺はそのままチョコについていった。
そして着いたのはバス停の近くの公園だった。
「ワンっ!ワンっ!」
よく見るとブランコに誰かが座っている・・・てか舞恋だ。
「舞恋!」
俺が呼ぶと顔をあげた。
こんなところで何してんだ?
俺はチョコを連れて舞恋のところへ向かった。
そして俺は舞恋の隣に座った。
「帰ったんじゃなかったのか?」
「鍵をさ、更衣室前廊下に落としちゃったみたいで・・・だから今ここで暇つぶし。」
なるほど。でも、こんなところに一人でいて危ないだろ。
と、言いかけたとき、
「輝って犬飼ってたんだ!」
ブランコから降りてチョコに触りだした。
「ああ、まぁな。」